2011年4月23日土曜日

<シャープ>堺の「薄膜型」太陽電池工場、曇天のスタート

 シャープは月内に、堺市に建設した太陽電池工場を稼働させる。戸建て住宅の屋根に使われる現在主流の「結晶型」ではなく、大規模な太陽光発電所などに納品する「薄膜型」と呼ばれるタイプを生産する。薄膜型は既に奈良県葛城市の工場でも量産しており、堺の工場稼働時に生産能力は倍増。国内メーカーで唯一、結晶?薄膜の両輪体制を明確にする。ただ、薄膜
は金融危機で需要が減退しており、市場動向を見ながら生産能力引き上げのタイミングを探る。

 薄膜型は結晶型に比べ、太陽光を電力に変換する効率が4分の3程度と低いが、材料となるシリコンの使用量が100分の1で済むため、コストを抑えられるのが特徴だ。このため戸建て住宅などより大規模な「屋根」を確保できる、太陽光発電所などに納品す
る。シャープは薄膜型を結晶型と並ぶ太陽電池の柱と位置づけており、堺市の工場への投資は720億円に上る。

 しかし08年秋のリーマン?ショックで目算が狂った。太陽光発電所に積極的だった欧州で建設計画の延期などが相次いだためだ。三洋電機が新日本石油と共同で薄膜に参入する予定を延期するなど、他メーカーにも影響が及んでいる。薄膜を有 r2 rmt
利にするシリコン価格が下落基調にあるのも誤算。シャープは今月末の稼働時、堺の新工場で年産能力の3分の1の年16万キロワットでスタートする。将来的には原子力発電所1基に相当する年100万キロワットにまで引き上げる計画だが、成長するアジア各国の国家プロジェクトをうまく受注できるかがカギになる。【岩崎誠】

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